小さな音楽家のご家族へ

音楽教室に入れたし、ピアノやエレクトーンも買ったからもう安心。

 

「あとは自分でがんばってね。あなたがやりたいって言うから月謝払ってんのよ

練習しなさいよ!」

 

では上達しないんです。

 

「えーっ!なんで?親だって暇じゃないのよ!」

 

なるべく手をかけずに上達してもらうにはご自分も一緒に楽しむことです。

1日3分でも5分でも練習したら一緒に練習ノートに書いてお母さまのコメントを書いてあげてください。ES,EFやピアノコンクールで成績をあげる生徒さん達ののノートには「明日はがんばろうね。」「来週は1回でも弾けるといいね」

「5分だけど練習して偉いね。」「ピアノの音がきれいになったね。」「エレクトーンのベースに足が届いて背が伸びたのね。」など、心の温まる言葉が書いてあります。家族の愛は学ぶチカラになりますよ。

 

私は息子がお友達に誘われて初めて運動関係のクラブにはいった時、そんな気持ちでした。でも教える側の気持ち、子供の気持ちを考えたときに自分の大きな勘違いに気が付きました。

それから自宅の周りを一緒に走ったり、大会で転倒してライバルに踏みつけられて泣いたときも「怪我したのによく頑張って最後まで走りぬいたね。」とナンバーワンよりもオンリーワンが素晴らしいと褒めまくりました。

息子は踏みつけられ泣きながらゴールしたこの日から生まれ変わったように一生懸命頑張って記録を出すようになりました。

簡単に書きましたが(あまり書くと息子に怒られるので)1年以上に亘る親子のバトルと私のがまんもありました。

 

子どもはみんなお母さんが大好きです。もちろんお父さんも。